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STAFF BLOG就職活動で考慮すべきこと➀「雇用形態」

2023/03/01

みなさんこんにちは!

ついに3月に突入しました!

2024年卒の方はこれから就職活動で忙しくなりますね!

さて今回はそんな就職活動を始める新卒のみなさんに向けて、

私が思う「就職活動で考慮すべきこと」についていくつか語りたいと思います。

あくまで私個人の意見や見解も多分に含まれますので、参考程度に読んでいただければ(笑)

 

さて、第一回目は「雇用形態」についてお話ししたいと思います。

テレビ業界の求人を見たことがある方はすでにご存じだと思いますが、

様々な雇用形態で募集されています。

今回は「正社員」「派遣」「業務委託」についてお話ししたいと思います。

「派遣は非正規雇用だから大変そう」「業務委託はよく分からない」など

様々なイメージがあると思いますが、どれかが他より良いというわけではなく、

それぞれメリットやデメリットがあります。

それぞれの良い点、悪い点を理解した上で、自分に合った働き方を

見つける参考にしていただければ嬉しいです。

比較しやすいように、「派遣社員」「正社員」「業務委託」の順番でお話しします。

細かいメリット・デメリットを挙げれば、下記以外にも沢山ありますが(笑)

今回はかなり大雑把に書いておりますのでご了承ください。

(今回長文になります。ご注意くださいw)

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<派遣社員>

派遣会社に登録して、その名の通りテレビ局や制作会社に「派遣」されて働きます。

ニュースや新聞でよく言われる「非正規雇用」というものに入ります。

「何か安定しなそうだな」「大変そうだな」と思う方も多いと思います。

もちろんそのようなイメージも間違ってはいませんが、それでもこの業界では、

派遣社員として働く人は結構多いです。

では派遣社員として働くことのメリット・デメリットを考えましょう。

 

 

 

<派遣社員として働くメリット>

➀番組の選択肢が幅広い。

派遣会社はテレビ局だけでなく、様々な制作会社と取引しています。

通常、どこかの会社に入社したら、その会社が制作している番組の

どれかを担当することになると思います。

しかし、派遣会社は様々な番組を担当している会社と取引していますので、

どこかの会社入るよりかは番組の選択肢は豊富です。

 

 

➁他番組への異動がしやすい ※マーケット事情による

➀のメリットに付随しますが、番組の選択肢が多いとことは、

他番組への異動もしやすいということになります。

しかし、これは人材マーケットの事情に大きく左右されるそうです

所謂「売り手市場」の状況だと、どの番組での人手が必要ですので、

希望のジャンルの番組にも入りやすくなります。

一方で「買い手市場」になると入れる番組も限られてきます。

 

 

 

<派遣社員として働くデメリット>

➀契約がいつ終わるか分からない

派遣社員ですので、1か月~1年単位の派遣契約を結びます。

当然ですが契約満了後に更新される保証はありません。

 

 

➁キャリアアップが難しい

ADを長く続けていると次のステップとしてディレクターを

目指す人が多いと思いますが、派遣社員として働いていると

なかなかそのチャンスに恵まれません。

当然ですが、ディレクターを起用するプロデューサーや演出も、

可能であれば自社のスタッフにチャンスを与えたいと考えます。

派遣でディレクターに上がるのが不可能だとは言いませんし、

そのような話も実際に聞いたことはあります。

しかし、非常に稀なケースと言えます。

 

 

 

<派遣社員まとめ>

長い目で見たときに、業界でキャリアを積んでいきたい、

長く働きたいという人には向かない働き方と言えます。

一方で、

「キャリアアップよりも自分が好きなことをやりたい。」

「何よりもこの番組(ジャンル)に携わりたい!」

そんな考え方の人にはぴったりの働き方かもしれません。

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<正社員>

一番皆さんがイメージする働き方がこれだと思います。

テレビ局や制作会社に実際に入社して制作に携わる働き方です。

先ほど上記で挙げた、派遣社員のメリット・デメリットと比較しながら、

お話をしていきたいと思います。

 

 

 

<正社員のメリット>

➀長く安定して働ける

正社員は基本的に雇用期間の定めがありません。

そしてよっぽどのことがない限り、辞めさせられることもありません。

派遣社員と比較すると、雇用の安定性は大きなメリットの一つになります。

 

ちなみに「契約社員」というものもありますが、こちらは「正社員」と同じ

直雇用ではあるものの、契約期間が定められています。

契約満了後必ず更新されるという保証はありません。

 

 

 

➁キャリアアップがしやすい環境

雇用期間の定めがないので、雇う企業側も長く働いてほしいと思いますし、

キャリアアップして、ディレクターやプロデューサーを目指してほしいと思っています。

そのための育成やチャンスも与えてくれます。

しかしテレビ業界は厳しい実力社会なので、長く勤めたら必ずなれるものでもありません。

逆に優秀な人は年次が浅くてもチャンスがもらえたりします。

派遣社員と比べると、キャリアアップしやすいのは間違いないですが、

実現できるかどうかは、個人の努力次第です。

 

 

 

<正社員のデメリット>

➀番組の選択肢が限られている

先ほど派遣会社は取引先が多いので、番組の選択肢が多いと書きましたが、

制作会社に入社すると、当然ながらその会社が制作している番組以外は

基本的には担当できません。

希望のジャンルや番組があっても、その会社がやっていなければ

なかなか担当するチャンスには恵まれません。

 

 

 

<正社員まとめ>

「テレビ業界で働くこと」が目的ではなく、ディレクターやプロデューサーを

目指して働きたい、長期的にキャリアを積んで何かを成し遂げることを

目標にしたい方は、正社員で働くことをお勧めします。

この業界は良くも悪くも「個人」として評価される業界です。

もし皆さんがADやディレクターとして「売れっ子」になっていけば、

自然と周りから新しい仕事のお話や指名をもらえるようになります。

もし自分がやりたい番組をやっていない会社に入ったとしても、

皆さんが評価されれば、いつかその番組をやるチャンスをもらえるかもしれません。

(ここら辺の詳しいは話はまた後日)

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<業務委託>

これが一番なじみのない言葉かもしれません。

「フリーランス」と言われると、何となく分るでしょうか?

どこかの会社に所属するのではなく、個人事業主としてテレビ局や制作会社から

委託された仕事をする働き方になります。

テレビ業界は他の業界と比較しても、業務委託・フリーランスで働く人の

割合が多い業界の一つです。

基本的には経験者の募集がほとんどですが、非常に稀に未経験可の

求人が掲載されていることもあります。

 

 

 

<業務委託のメリット>

➀受け取れる金額が多い

テレビ業界で業務委託を選択する人の一番多い理由がこれだと思います。

どこかの会社で働く場合は、皆さんが担当した番組の予算から

人件費(ギャランティー)としてお金が会社に支払われます。

そして、会社に支払われたお金から、会社はいくらかを利益として受け取り、

必要経費の支払いや内部留保として使われます。

残りが皆さんの給料になる、これが普通の働き方です。

 

フリーランスの場合は、番組予算から払われる人件費がすべて

働いた本人のものになります。

もちろんそこから、仕事の経費を払ったり、税金を納めたりしますので、

すべてが自分の懐には入りませんが、それでも会社員として

働いている時よりかは、もらえる金額は多くなるケースが多いです。

 

 

➁働き方の自由度が高くなる ※番組による

もう一つの大きなメリットは、働き方の自由度が高くなることです。

基本的に業務委託は「この仕事をお任せするのでやってください」という

内容の契約になります。

基本的に業務をしっかり遂行すれば何も文句は言われないということです。

四六時中誰かに管理されるわけではないので、通常の会社員と比べると、

働き方の自由度は高いと言えます。

 

ただし、当然のことですが番組には収録や納品のスケジュールがありますし、

番組の形態によっても仕事の進め方は異なります。

自由度がどの程度あるかは、番組によっても大きく左右されるので注意が必要です。

 

 

 

<業務委託のデメリット>

➀金銭面を自分で管理する必要がある

メリットの➀で述べた通り、すべてのお金を受け取れるということは、

すべての「支払い」を自分で管理する必要があります。

仕事にかかった経費の計算や、税金、国民健康保険や国民年金の支払いなど、

会社に所属していたら経理がやってくれていた業務も、自分で管理しなければいけません。

そのような経理・管理業務が苦手な方は、

 

また個人事業主の場合は通常国民健康保険、国民年金になりますので、

健康保険、厚生年金で受けられる負担軽減/上乗せのメリットもありません。

 

 

➁収入や仕事の保証がない

受け取れる収入が大きくなる一方、放送が休止になった場合、

その月の収入がゼロなんてこともあり得ます。

この業界は放送ベース(またこの詳細は後日書きます)でお金の支払いが

行われますので、特番で放送が休止になったり、自分の担当回が延期に

なったりするとお金のやりくりが大変になったりします。

 

また基本的に番組単位での契約になりますので、番組が終わってしまうと

お仕事自体がなくなってしまいます。

引く手数多の売れっ子でしたら、すぐに次の仕事が決まりますが、

そうでければ次の仕事が決まるまで収入がなくなる...なんてことにもなり得ます。

 

 

 

<業務委託まとめ>

「テレビ業界で稼ぎたい!」という人ほど業務委託・フリーランスという

選択をする人が多いです。

売れっ子になれれば、年収1000万円も可能です。

一方で、任された業務を果たすことだけで報酬をもらう立場なので、

実力が伴わないと、すぐに仕事がなくなる厳しい世界でもあります。

いきなり業務委託でスタートするという方はほとんどいないと思いますが、

将来のキャリアパスの1つとしては、考慮すべきものだと思います。

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さていかがでしたでしょうか?

ここまでお読みいただきありがとうございます(笑)

業務委託・フリーランスからいきなりスタートするという方は少ないと思いますが、

「派遣社員」「正社員」のメリット・デメリットをご理解いただけたでしょうか?

どちらかが良いor悪いという話ではなく、

自分に合った方を選んでいただきたいと思います。

 

まずは

「自分がテレビ業界で何をしたいのか?」

「自分がやりたいことを実現するにはどちらの働き方が良いのか?」

そこから考えてみてはいかがでしょうか?

 

次回は「会社選び」についてお話ししたいと思います。

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